魚だってなつく! 表情豊かで愛くるしい仕草が特徴の熱帯魚3選

 

熱帯魚は懐きます。

魚を飼育している人の間では周知の事実ではありますが、これから魚を飼ってみようと思っている方や、飼い始めて間も無い方の中にはこの事実を知らない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

今日はそんな、多くの人がまだ知らない熱帯魚の魅力を。そして、愛くるしい彼らの表情をたくさんの方に伝えたいという思いから記事を執筆しております。

この記事では、飼い主に懐いた魚が起こす行動を紹介すると共に、仲良くなるためのステップを説明します。また、より飼いやすく懐きやすい種類をピックアップして、その飼い方や特徴など紹介していきます。

①「懐く」とは?  懐いた熱帯魚が起こす行動

実際に熱帯魚を飼ってみるとすぐに分かりますが、彼らは私たちの起こす行動に対し、その意図を読み取り明確に反応を返してくれることがあります。しかも、それは偶然の出来事ではなく、日常の出来事として頻繁に発生するのです。

まずは懐いた熱帯魚たちがどのような行動を起こすのか、いくつか具体例を見てみましょう。

 

1.人を認識し、反応する

「懐く」というより、「慣れる」に近いかもしれません。

水槽の前に立ったり、エサをあげようとするとなにかしらの反応を見せてくれることがあります。

もしエサをあげる場所が決まっていたらそこに集まってきたり、あるいは物陰から出てきてくれたり。興奮して激しく泳ぐ個体もいれば、水面を見上げてピタッと動かなくなる個体もいます。

これらの反応が見えるようになったら、「そろそろ慣れてきた」と考えて良いと思います。

 

2.手から直接エサを食べる

水槽のフタを開けて覗き込むと、水面まで寄ってきてくれる状態です。その状態で目の前にエサを持って行くと、パクッと直接手から食べてくれます。

水面直下でホバリングし、こちらを見つめる姿が愛くるしい……!

魚種によっては水面からジャンプして、空中でエサを手渡しできる種類もいます。飛び出しには十分な注意を!

 

3.何かをアピールする

ある特定の魚種は向こうからアプローチを図ってきます。これは「お腹が空いている」アピールであることがほとんどです。(具体的なアプローチの仕方は魚種によって異なるため、後述の魚種別の欄で紹介します)

そのため、毎日決まった時間にエサをあげている場合、その時間が近くなると行動を起こす個体が多いようです。水槽の前面に出てきて踊ったり、ジャンプして水槽のフタを叩くなど時にダイナミックな行動が見られます。

 

4.触らせてくれる

さらに人馴れした個体は、水槽に手を入れると自分からすり寄ってくるようになります。完全に逃げなくなるので、そのまま頭を撫でる事も出来るようになります。

※魚にとって人の体温は高すぎます。過度なスキンシップは魚にダメージを与える可能性がありますので、注意してください。

 

②熱帯魚を懐かせるためにすべきこと

とはいえ、ただ普通に飼育しているだけではこの状況は起こりづらいです。

これまで何匹か飼育してきた中で、コミュニケーションを成立させるにはある特定の状況を作り出す必要があるように感じました。経験上必要になったことを2つご紹介します。

 

コミュニケーションを取る

最初のステップとして、意思疎通を図ろうとすることが必要です。まずはエサをあげる前に何らかの合図を出すところから始めてみましょう。

私がいつも出す合図は、水槽のフタを三回叩くというものです。これを毎回、エサの前に必ず行うようにします。

一週間も繰り返せば、何らかの反応が得られるようになるはずです。

ゆったりとした泳ぎの魚が水槽を叩いた直後に慌しくなったり、底生の魚が水面を意識するような仕草を見せたら合図を覚えてくれていると判断できます。

※フタを叩くときは絶対に力を入れないでください。過度なノックは水槽を傷つけるほか、魚たちを驚かせ、恐怖心を与える原因にもなります。

 

一対一のコミュニケーションを作り出す

コミュニケーションを目的とするのであれば、一つの水槽で一匹のみ飼育することがおすすめです。

以前引越しの関係で、それまで単体で飼育していたスネークヘッドの水槽に一週間ほど数匹のドジョウを入れたことがありました。すると、それまで水槽の前面でダンスを踊ってくれていたスネークヘッドがこちらの呼びかけに対し一切反応してくれなくなってしまいました。

詳しい原因はわかりませんが、水槽の中でコミュニティができてしまった結果、彼の関心はそちらに移ってしまったのかもしれません。

引越しも終わって落ち着いた頃、再びドジョウたちを別の水槽に移すと、程なくして彼は再び反応を返してくれるようになりました。

 

 

③懐きやすい熱帯魚の種類

魚の生態や性質により、懐きやすい種類とそうではない種類がいます。

この章では私自身が飼ってみた、もしくは周囲が飼っているのを見聞きした中で感じた懐きやすい魚をいくつかピックアップしてご紹介します。

 

ベタ(飼育難度:低)

ベタは熱帯魚の中でもポピュラーな存在です。熱帯魚専門店からホームセンターまで、様々な場所で比較的安価で売られています。

非常に色鮮やかで美しい魚体をしていますが実はかなり丈夫な魚で、大掛かりな道具を用意することなく飼育ができることから、熱帯魚の飼育が初めての方でも気軽にチャレンジすることができます。

 

ベタの特徴的な表情・仕草

大きなヒレをひらひらと動かし優雅に泳ぐ姿が印象的なベタですが、その魅力は見た目の綺麗さにとどまりません。

顔つきが異なる

まず第一に、一匹一匹、顔が明らかに違うという点に注目してみてください。

例えば、この写真の個体は凛々しい顔つきをしていますが…

この写真の個体は少しのんびりとした、おどけたような表情をしている気がしませんか?

ベタは個体によって顔つきが本当に異なります。

もし実際にお迎えする際は、色やヒレの状態ももちろんですが、表情にも着目して選んでみてください。

寝相が良い(悪い)

中には良くも悪くも特徴的な寝方をする個体がいます。

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私の飼っているベタも水草の間に綺麗に挟まって寝ていることもあれば、水槽の底に豪快に横たわっていることもあります。他にもネット上では水槽の壁にもたれかかって寝ている姿や、水面にぷかりと浮かんで寝ている姿も見ることができます。

極め付けはこんな寝方も…

決して弱っているわけではありません。夜はこんな状態でも、朝になるとケロッとした顔でエサを催促してくるのです。

愛らしいベタの世界、あなたも踏み込んでみてはいかがでしょうか?

 

 

スネークヘッド(飼育難度:中)

淡水にすむ肉食魚で、日本では雷魚という名前で3種が自然界に生息しています。

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水質の悪化に強く、非常に丈夫な魚として知られていますが「肉食であり、水を汚しやすい」ことや「気性の荒い個体がいること」そして「薬品に弱く、病気になった時に薬を使うことができない」ことなどから飼育難度は中としています。

様々な種類のスネークヘッドが流通しており模様や表情も様々ですが、種類によっては大型になるものも含まれるため、お迎えの前にはしっかりとした下調べをすることが必要です。

小型種であり、比較的小規模な環境で飼うことができるという意味では、下記の3種がおすすめです。

・ドワーフスネークヘッド
・レインボースネークヘッド
・ブルーレインボースネークヘッド

 

スネークヘッドの特徴的な表情・仕草

スネークヘッドはその獰猛な食性とは裏腹に、おっとりとした不思議な一面を持っています。

また非常に慣れやすく、普段は物陰に隠れている個体でも飼い主が水槽の前に立つと水槽の前面まで出てきてくれることがよくあります。

エサを要求する

毎日同じ時間にエサをあげるようにしていると、そのうちエサの時間を覚えてしまいます。

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https://www.youtube.com/watch?v=KAxtECv4dWM

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エサの時間が近づくにつれ動きが慌ただしくなり、飼い主の姿を見つけると水槽の前面で暴れ回るようになります。中には水面からジャンプし、水槽のフタをガンガンと鳴らしながらアピールをする個体もいます。

狭いところに入りたがる

もともと物陰に隠れる修正を持っている魚なので、細いパイプなどを入れておくと入ってくれることが多いです。


(出典:スネークヘッド小型熱帯魚飼育の軌跡!)

ペットショップに市販されている小型の土管を買う他に、流木を複数購入し組み立てたり、小型の植木鉢を縦に二等分したものを入れるてあげるのも良いと思います。

 

オスカー(飼育難度:高)

オスカーは南アメリカを原産国とする熱帯魚で、観賞魚として世界的な人気を誇る種類です。

性格が獰猛だったり、体長が40cmと大きくなること、また大喰いで水を汚しやすいことなどから前述の2種よりは多少飼育が難しい種類です。(とはいえ、極端に難しいわけではありません。丈夫な魚で、正しい知識を持っていれば容易に飼育できます)

あちこちの熱帯魚屋さんで目にすることが出来ますが、その仕草や模様は個体により大きく異なります。何匹も見て回って、「これだ!」と思う個体を根気よく探しましょう。

オスカーの特徴的な表情・仕草

オスカーは目と頭が非常に良い魚です。

そのため、飼い主の顔を覚えます。

他の人が水槽を横切っても何の関心も示さないのに、飼い主であるあなたが水槽の前に立つと急に活気付いてダンスを始めてくれることも。

もちろん、慣れれば手から直接餌を食べてくれます。

少し大きくなる魚なので若干痛いかもしれませんが、それも愛嬌でしょう!

 

④番外編:世界の懐く魚たち

魚は懐きます。

WEB上では、犬や猫のようにすっかり人馴れしてしまった魚たちの様子が数多く報告されているんですね。最後にそんな魚たちの様子を一部ご紹介します。

クエの歯磨き:名古屋港水族館

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明らかに自ら寄ってきてるんですが…

 

クエのマッサージ:海遊館

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明らかに(以下略

パロットファイヤーのなでなで

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手が好きな金魚

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イシダイも結構人馴れするらしい

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表情豊かな熱帯魚の世界、踏み込んでみてはいかがでしょうか?

初心者はまずはベタからチャレンジ!

 

 

 

 

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